学生がつくる企業説明会

2013年12月27日更新


東奥日報コラム「あおもり経済未知しるべ」(第27回)

●12月に入り今年の大学3年生の就活がスタートしました。学生は大学などが主催する企業説明会などに参加して就活を進めていきますが、まずは最初に、リクナビなどの大手就職サイトに「エントリー」することが、今の学生の就活の、いわば常識になっています。ところが、このサイトには県内企業はほとんど登場しません。日本全体で見ても、リクナビなどに登録されている約1万社は日本に存在する全企業の0.2%程度にしかすぎないのに、学生にとっては、まるでそのサイトに登場する企業が選択肢のすべてであるかのごとき刷り込みを受けて就活が始まることになります。つまり、県内にも若手人材を必要とする優れた企業があるのに、学生にその存在を知らせることすら難しいのが現実です。そこで、あおもりジョブフィット事業では、全県の就活生を対象にした企業説明会を、学生自身が企業との参加交渉や広報、学生の集客に至るまで、すべてを企画し準備し運営するプログラムをはじめました。この11月からは、県内外4大学10人の学生が集まって、企画案づくりもスタートしています。お手本は北九州市立大学の「ジョブハンター」という先駆的な取り組みですが、北九州の一大学の学生にできることが、青森の学生にできないわけがありません。

●学生諸君!一緒に日本の就活を青森から変えましょう。大人がつくった常識は、いつも正しいわけではありません。誰かに頼るのではなく、自分達の力で自分達がこれから生きていく世界を変えていきましょうよ。あ、どこかで無理だと思っているでしょ?意味がないと思ってるでしょ?やってみなくちゃわからないじゃないですか。若僧なんだから、やる前からできない理由なんて考える必要はありません。みんなにとって大切なのは「やるかやらないか」です。私たちは若いみんなが出してくれる真剣な想いを必ずカタチにしてみせます。一歩踏み出した人間だけがつかめる「次のステージ」があることを、社会に出る前にぜひ実感してほしいと、私たちはホンキで思っています。

●さてさて、早いもので、2013年が過ぎ去ろうとしています。たまたまですが、昨年に続き本年も最終週の回を担当させていただきました。チャンスを与えていただいていることに深く感謝しつつ、来る2014年がみなさまにとってさらに充実したものであることを祈念して。