女性の婚活応援コラム

このコンテンツは五所川原市が運営する「ごしょがわら縁結びサポートセンター」縁結びサポート事業の一環として「NPO法人プラットフォームあおもり」がコンテンツ制作・運営管理を行なっております。

【第4話】迷える沼の住人たち


ちょっといい感じの、気が利いて、綺麗でいい子なのに、なんであの子は結婚していないんだろう?
そういう子には、影があることがある。
影の種類は、過去だったり、トラウマだったり、コンプレックスだったり。色々あるけれど、一番多い影は、男だ。

叶わない恋。秘密の恋人。惰性の関係。

この関係に囚われている子には、どんなに良い人を紹介しても決して振り向くことはない。周りが何を言っても、頑なに、そこに留まろうとする。

本人もきっとわかっている。わかっているけど、諦められない。相手との未来がないとわかっていても、ずるずると時間を過ごしてしまう。

ドリカムの「もしも雪なら」という歌に「大人の方が 恋はせつない はじめからかなわないことの方が多い」という歌詞がある。
まさにその通りだなと思うことが、今まで何度もあった。
好きになる前に確かめなければいけないことがある。好きになっていいのか、ダメなのか。

それだけで、恋愛に対する1つのブレーキになってしまう。ブレーキのことなんて考えずに、出会う異性全てが運命の人かも?と思える青春時代が、どれだけ恵まれていて楽しい時代だったか。
今更ながら、若いうちの恋愛がいかに贅沢だったかを思い知らされる。

結婚している人は、安全地帯から軽々しく手を伸ばさないで欲しい。日常の退屈を紛らわすために、簡単に優しくしないで欲しい。そして、簡単に遊ばないで欲しい。
「最初はそんなつもりなんてなかった。気が付いたらそうなっていた。」
決まって言い訳はこの一言。
そんなわけない。確実に気持ちはあったはずだ。好きかどうかはわからないけど、なんとなくの下心。
その下心を含んだ自分勝手な優しさに、多くの女の子が泣いている。

彼女たちが「泥棒猫」と呼ばれるなら、彼らは「時間泥棒」だ。

泣くのはいつだって…

妻側の立場で考えてみよう。
どうにかこうにか結婚にこぎつけて、日々の暮らしをどうにかこなして、やっと落ち着いたかと思った時に、旦那に裏切られる・・・。
自分が捧げてきた時間はなんだったのか。考えるだけで泣けてくる。そんな時、憎しみと悲しみの感情の中で、きっと自分を責めてしまう。私にも至らないところがあったのかも。女として、魅力がなくなってしまったのかも。

いずれにせよ、泣くのはいつだって女だ。

これは良くない。
どうにかして、どっぷり沼に浸かってしまった女子たちを救い出すことはできないだろうか。合コンや紹介をしたくらいでは振り向いてくれない、「やっぱりアノヒトの方が・・・。アノヒトじゃなきゃ・・・。」と勝手に納得、完結させてしまう。
彼女たちが目を覚まし、婚活に本気で取り組めば、婚活市場はもっと盛り上がるはずだし、不安に怯える妻たちも救われるはずだ。

「時間泥棒」を責めたところで、問題は解決しない。頑張ってもらわなければならないのは、のんきな独身男性だ。
ご存知だろうか?独身男性のライバルは、周りの独身野郎だけではないことを。
先に結婚し、安全地帯で子孫繁栄に精を出し、「いやぁ俺なんかもうオジさんだし、お前はいいよ、自由でサ。」なんて安心させておいて、その左手は貴方の狙った彼女の手を握りしめているかもしれないことを。

出会いの場にいても、なんだか心ここに在らず。すごく魅力的なのに、自分に自信がなさそう。ハイスペック男子にも目をギラつかせない、控えめな子。
「え?めちゃくちゃ可愛いのに、モテるでしょ?」と聞いても、
「いや、全然モテないです・・・。出会いがなくて。」とどこか悲しげに、しかしきっぱり断りのオーラを出しつつ2秒以内に返答する子。
こういう子達は、かなりの確率で沼の住人だぞ!

沼ガール

「女の敵は女」という言葉があるが、男の敵も、また男なのだ。一度や二度、探りを入れたくらいで撃沈したと思い込み、しょんぼりと「どうせ自分には無理だし。」なんて浸っている場合ではないのだ。
ズブズブに浸っているのは目の前の「沼ガール」であって、そこから引っ張り上げてようやくスタートの位置につく。物語はそこからだ。

沼から引き上げながら、「もっと魅力的な男性があなたの周りにはいるんだよ。だから安心して地上においで。心配ないよ。」と言い聞かせ、再び沼に戻らないようにその沼を埋めてしまわなければならない。

心に余裕

「時間泥棒」は、心に余裕がある。自分にはパートナーがいるし、責任を取るつもりがないから甘やかすことができる。相手に依存する必要がないから、簡単に駆け引きができる。

そんな小手先のテクニックに踊らされた沼ガール達を、どうか救ってあげて欲しい。出会いのチャンスをいくら増やしても、「時間泥棒」がいかにひどい男なのか、なんとかやめるように説得しても、我々同性には、何もできない。
共感し、泣き続ける彼女達の肩をさすってあげることくらいしかできない。

だから独身男性には、どうかもっと、頑張って欲しい。自分に自信がないとか、縁がなかったとか、簡単に諦める前に頑張って欲しいと思う。誠実な男性にしか、きっと救えないと思うから。

婚活中の全ての女性が、今すぐ結婚したいと考えているわけではない。何かのきっかけにしたい、自分を変えたい、とりあえず自分の価値を確認しておきたい。きっと色々な理由がある。それを理解してあげながら、少しずつ寄り添ってあげて欲しい。きっとその先に、明るい未来が待っている。婚活は、そんな救いの場でもあって欲しいと、切に願う。

【第5話】婚活妄想劇場へ続く