女性の婚活応援コラム

このコンテンツは五所川原市が運営する「ごしょがわら縁結びサポートセンター」縁結びサポート事業の一環として「NPO法人プラットフォームあおもり」がコンテンツ制作・運営管理を行なっております。

ヒステリックな妻?無神経な夫?


妻「ねぇ、聞いてよ。また隣の奥さんが嫌味を言ってきたのよ。本当に毎日顔を合わせるたびに嫌になっちゃう!こっちは気を使って言い返さないでいるだけなのに!」
夫「そんなに嫌なら言いたいことをはっきり言ったらいいじゃないか。」
妻「それができたらこんなに苦労しないのよ。」
夫「じゃあ隣の奥さんと顔を合わせなくていい時間帯に用事を済ませるとか…」
妻「だからそういうことじゃないのよ!もういい!」

このやりとりを読んで、あなたはどう思いますか?
あなたが男性の場合、「なんてヒステリックな妻だろう、夫はなぜ怒られなければならないんだ」と思ったかもしれません。
逆にあなたが女性の場合、「ほんとどうして男性はこういう返答をしてくるんだろう、無神経な夫で大変ね」と呆れたかもしれませんね。

実は夫婦に限らず、日本中、いや世界中の男女間でこのような不幸なすれ違いが今もまさに起き続けています。
そう、これは前述の妻がヒステリックな訳でも、夫が無神経な訳でもありません。
男性と女性の考え方、それよりもっと深い「脳の違い」ともいうべき差から起こるすれ違いなのです。
ただ実際のところ、物理的に男性と女性の脳に違いがあるということではありません。
機能や回路に明確な差があるということでもないのですが、シーン別に分析してみると思考の仕方、それに付随する行動には男女それぞれで一定の傾向があるらしいというお話です。

悩み相談をするとき、女性の大きな特徴のひとつとして「人に共感を求める」というものがあります。共感、つまり「自分の感じた想いを相手に知ってほしい、理解してほしい、同じ気持ちになってほしい」ということです。女性は人に自分の悩みを打ち明けるとき、多くの場合、解決を全く求めていません。よっぽど深刻な問題以外、女性は自分の中で答えが大体決まっています。無意識的な場合も多いですが、その答えを誰かに後押ししてもらうというのが、女性が人に相談する目的です。
また、自分がどれだけ大変だったのか、悲しかったのか、嬉しかったのか、など感情をただ知ってほしいと願っているのです。
ファミレスやカフェで何時間でも永遠と話をしている女性のグループを見たことはありませんか?何をそんなに盛り上がっているのかと聞き耳を立ててみると、「そうだったんだー!」や「わかるー!」といった全く解決にもなんにもならない相づち。そして「わかるー!」から始まる似たような経験のシェア。からの「わかるー!」無限ループ。話は全く進んでいないように思えたのに席を立つ頃にはなんだかスッキリとした表情。男性には不思議かもしれませんが、女性はこの「わかるー!」を一番求めているのです。

一方男性は「解決」を求めて人に相談をします。
そもそも、男性の大きな特徴のひとつに「むやみやたらに相談しない」というものがあります。大前提として男性はなにかに悩んだら自分である程度模索し、試し、解決を試みます。しかしどうしても答えが決まらないときにはじめて人に相談をして解決をはかる傾向にあるのです。
男性同士の場合、同じ男性ですからその大前提が言わずとも共有できていることが多く、相談=解決策の提示となります。男性がアドバイスを一生懸命考えて提案するのは優しさなのです。

もうお気づきですね。女性同士、男性同士で話をしている分にはとてもうまくいくのですが、男女で話をした途端、恐ろしい状況を招くことを。
たくさんの研究がなされ、様々な情報が行きかう現代では、男性と女性の考え方はなんだか違うようだぞ、ということを知っている人は少なくありませんが、私の肌感覚で言うと、なまじっか同じ人間であることで違いの認識がまだまだ甘いと感じています。

では男女は相談事のとき、どのようなことを心がけたらよいのでしょうか。
この男女の考えの違いを踏まえて、冒頭の夫婦の会話を平和に導いてみるとするならば

妻「ねぇ、聞いてよ。また隣の奥さんが嫌味を言ってきたのよ。本当に毎日顔を合わせるたびに嫌になっちゃう!こっちは気を使って言い返さないでいるだけなのに!」
夫「またか!毎日じゃないか。本当に嫌な思いをしたね。どうして君ばかり気をつかわないといけないんだ…。本当に頑張っていると思うよ。」

といった形です。深刻さにもよりますが、女性に相談やグチを打ち明けられたとき、男性は「自分がなんとかしてあげないと!」という優しさを発揮しないのがポイントです。
私は、男性は本当に優しい性質だと思っています。大切な人であればあるほど、頼られた!となんとか力になろうと努力してしまいます。しかしその優しい男性の脳がアダとなってしまうのです。
「そうなんだ」「それは大変だ」「わかるよ」といった当たり前に行ってしまう共感の感情を言葉にするだけで女性を満たすことができるので、不完全燃焼感を感じてしまうかもしれませんが、ぜひ試してみてください。
また、逆に女性は男性にアドバイスや方法を提示された場合、共感してくれないのではなく一生懸命少しでも役に立とうと努力している優しさであることをわかってください。多くの場合、男性のアドバイスは、相談された=頼られていると思い、自分が思いつくいろいろな思考を巡らせてあなたを少しでも救おうとしている健気さのかたまりなのです。そう思うとなんだかかわいく感じてきませんか?

もちろん、この男女の思考はあくまで傾向ですし、個人差もあれば、相談内容によるところも多いです。
また、知ったところですぐに納得がいくことでも実践できることでもないかもしれません。しかし知らないままでは、お互いに悪気がないのにすれ違い続けることになります。それはあまりにもったいないことだと思うのです。
今回は夫婦を例に出しましたが、これは夫婦、カップルだけではなく男女の友人関係、職場などでも起こるものです。
相手の発言についイライラしてしまっても、少し落ち着いた頃に「でもこれは男女の性質の違いなんだからしょうがないか」と思えれば、少なくとも「嫌なヤツ!」とは思わなくて済みます。
これはあなたのストレス軽減のためにとても有効な知識ではないでしょうか。
私はこの性質の差を利用して、共感が欲しいときは女性に、解決策が欲しいときは男性に話をします。自分の目的に合ったコミュニケーションがとれるのでオススメです。
逆を言うと、女性から相談を受けた際、上手に共感の言葉をかけられる男性や、男性からの相談にズバリな解決策を提案できる女性は一目を置かれること請け合いですよ。
性質とうまく付き合いましょう。この世には男と女しかいないのですから。